街頭でのチラシ配布は許可が必要。違反した場合は罰則も
広告の中で原始的な方法といえばチラシ配りです。
チラシ配りをすれば、直接人の手に取ってもらえますね。
それにチラシを取ってくれた人は一応読んでくれる可能性が高いです。
また、ポスティングに比べて場所を絞れるメリットもあります。
さて、大通りを歩いているとチラシや試供品、ティッシュなどが配られていますね。
実はこれらの行動をするために許可が必要なことを、ご存知ですか?
街頭でのチラシ配布については道路交通法が適用されます。
もし、チラシ配布を無許可で行うとどうなるのか?
実は罰則があります。
道路交通法第119条によると、チラシ配りの許可を取らなかったり、申請して認められた内容と違うことを行ったりした場合は、5万円の罰金または3ヶ月以下の懲役となっています。
広告にはちゃんとルールがあることを覚えましょう。
ちなみに公園は道路でないものの管理者がいるので許可を取るべきだし、仮に適法でもコンプライアンスに触れるようなチラシ配りは控えることをお勧めします。
どこに許可を取ればいい?許可申請に必要なものはこれ
街頭におけるチラシ配りの許可申請については、道路交通法第77条に定められています。
それによると、チラシ配りを街頭で行うときはその地域を管轄する警察署への申請が必要です。
市役所でないことにご注意ください。
申請に必要なものはこちらです。
申請書類
申請書類は警察署から取り寄せられます。
各警察署のホームページからダウンロードすることも可能です。
ちなみに東京都の場合は警視庁のページから取得できます。
申請書類には道路を使う日程と目的を書きます。
地図
具体的にどの場所でチラシ配りを行うのか、地図で説明を求められます。
一つのポイントでチラシ配りをできるのは、二人までです。
チラシのサンプル
チラシならなんでも配って良いわけではありません。
販促用のチラシなら大丈夫だと思いますが、公序良俗に反する内容であったり著しく過激な内容であったりする場合は、チラシの配布が許可されない恐れもあります。
収入印紙
申請時は不要ですが、許可を得るに当たって2000円から2500円程度の収入印紙を納めます。
チラシを配る際のポイント。最適な場所はどこ?
チラシを配る上で考えたいのは、場所選びですね。
人が全く通らない場所で頑張ってチラシ配りをしても、悲しい結果になるはずです。
十分な集客効果を出すためには、それなりの母数を稼げるよう戦略を立ててください。
チラシ配りをする上で最適な場所といえば、やはり人が集まる場所です。
例えば大きな交差点のある場所は必然的に人通りが多いです。
大きな商店街も人で賑わっています。
駅前で行うのも良いでしょう。
教育関係のビジネスであれば、学校の前も一つの選択肢になります。
さらに、チラシ配りを有意義なものにしたいなら、理想とするターゲットが通りやすい場所をピックアップします。
流石に住宅街や何もない道端では怪しまれるとしても、候補となる場所が絞られるはずです。
ポスティングでも街頭配布でも、チラシは届いて欲しい人に届くから、意味を持ちます。
極端な話、意味のないチラシ配りとは肉塊をパンダに与えるようなものです。
チラシ配布よりも費用対効果の高い宣伝方法とは?
チラシ配布は、人通りのよう場所でチラシを配れるというメリットがあります。
また、チラシを配る人の腕次第で到達率を上げることも可能です。
その一方で、チラシ配りには注意すべき点がいくつかあります。
まず、チラシ配りには人件費がかかる点です。
チラシを配る人を増やし、長い時間をかけてチラシを配るとそれだけ人件費がかかります。
ロケーションを間違えるとポスティングより成果が出ないかもしれません。
つぎに、チラシを受け取る抵抗感です。
人間は押し付けられたものを避けようとする性質を持っています。
そのため、思ったよりチラシを受け取ってもらえません。
そもそもなんのチラシを配っているか見てもらえない可能性があります。
そこで置きチラシです。
置きチラシは欲しい人だけが取っていくためチラシ代もかからないし、場所を借りる料金は人件費よりも安いです。
しかも、置きチラシはお客様に圧迫感を与えないので抵抗なく見てもらえます。
チラシが魅力的である限り置きチラシは街頭配布より費用対効果が高いのです。
そして、最適なロケーションにこだわるなら大手商業施設や公共施設をしっかり押さえているチラシ販促ナビが力になります。