いくつかあるチラシの販促方法の中に、「チラシ配り」や「チラシ設置代行」などがあります。それぞれにメリットやデメリットがあるものの、特徴などをよく理解していないとどちらがより効果的なのか判断ができません。そこで今回はそれぞれの特徴などを比較しながら、より効果的でコストパフォーマンスの高いチラシの販促方法について考えていきたいと思います。

チラシ配り・チラシ設置代行とは?

チラシ配り

チラシ配りとは、街中を行き交う人々へ広く伝えられ、特定の地域で認知させたいものの宣伝になり得るものです。
手渡しするため、能動的に情報を発信できるのもチラシ配りのポイントのひとつと言えます。

また、思いがけず対象(商品やサービス)と出会うことで、消費者の潜在的なニーズが反応し、「そう言えば新しいものに変えようかと考えていた」や「なんだか良さそうだな」という興味・関心を持つことに繋がっていきます。

チラシ設置代行

店舗や施設、駅などの公共スペースと言った特定の場所にチラシを設置する販促方法です。
多くの方が毎日利用するであろう駅やコンビニの一角に、チラシやフリーペーパーなどが入れられたラック、あれこそがチラシ設置代行の最たる例です。

チラシ設置代行の最大の特徴は、興味のある方にしっかりと届くというものです。
ターゲット層を判別して絞り込み、顧客になり得る特定のターゲットにアプローチすることができます。

チラシ配りとチラシ設置代行、どちらの販促方法にも特徴があり、どちらにもメリット、デメリットがあります。続いては、それぞれのメリットやデメリットについてもご紹介していきます。

チラシ配りの費用・反応率、メリット・デメリット

チラシ配りの費用

あくまでも参考価格として挙げると、
チラシのサイズはA6・A5・A4・B6・B5折済み、5,000枚のチラシと仮定し、配布時期は1ヶ月以内、名古屋市内の場合は、3.5円~。市外の場合は7.0円~となっています。

季節や枚数、配布エリアによって価格は変動します。また、より細かいターゲティングを行う際は、さらにコストはかかってきます。

チラシ配りの反応率

平均としてチラシ配りの反応率は、0.01%~0.3%と言われています(10,000枚を配布して1~30人から反応があることを指す)。
当然、配布する地域や時期、ターゲット、業種や業態によっても変動してきます。
季節を考え、狙っているターゲットが何を求めているか、これらに狙いを絞る必要が出てくるでしょう。

チラシ配りのメリット

チラシ配りのメリットは、直接チラシを手渡すことに限ると思います。
配る場所を選定することで、特定のターゲット設定も可能になり、消費者に認知してもらうサービスや商品に最適な販促ができます。

街中でのチラシ配りなら、配布スタッフが声を掛けながら行うため、「お、何かな」「あ、これは気になっていたものだ」と、興味を持った方、興味がある方は受け取ってくれますからね。
また、興味を持っていない方に対しても無意識のうちに情報は伝わり、知らず知らずのうちに告知としての効果を得られている、というメリットがあります。

チラシ配りのデメリット

配布をするために許可が必要な点は手間になり得ます。また、販促を外部へ委託する際に伴う人件費、配布場所の使用料なども別途必要になるなど、コストがかさみがちです。

街中は当然屋外、その場合は雨天による中止などの影響もあり、望むべく販促を行うことが難しい場合も予想できます。
チラシ配りの場合、どうしてもチラシを受け取ってもらうハードルが高くなりがちです。チラシ配りの方法に工夫が必要なことや受け取り率が低いために、配布できる数が少なくなる傾向があります。

チラシ設置代行の費用・反応率、メリット・デメリットは?

チラシ設置代行の費用

仮にコンビニへ設置する場合、
1ポケット/4,000円(税別・月1回の配送料金を含む。設置期間4週間)となります。
※一般的なラックには、チラシが100枚程度入る構造

チラシ配りなど、「他の販促方法と比べて人的コストがかからない」というところが大きな違いです。
「比較的リーズナブルに販促を行える! 」のが、チラシ設置代行のポイントと言えます。

チラシ設置代行の反応率

チラシ設置代行は、ターゲティングの精度を高められるため、反応率の高さを望む数字に引き上げることも可能です。その上、長期的に多くの方の目に触れる場所へ設置でき、認知度アップにも繋がります。

チラシ設置代行のメリット

任意の一定期間チラシ設置が可能なため、日による違いや天候などによる配布ムラを軽減できます。
また、チラシ設置代行のメリットは、ターゲティングにより望むセグメントに合わせた販促が可能なところにあります。「関心のある方に対して、求めている情報を伝えられる」=見込み客への販促が促進、という図式です。

不特定多数の方に周知する手法とは違い、見込みのある顧客層に“刺さりやすい”チラシを用いる設置代行は、より効果的と言えるのです。

チラシ設置代行のデメリット

基本的な手法として、「チラシを置いておくだけ」となりますので、興味のない方は手に取る機会が少なく、不特定多数に対してサービスを周知することには不向きです。

コストに関しては、新聞折り込みやチラシ配りに比べると、場合によって単価が高くなることもあり得ます。また、設置場所もどこでも良いというわけではなく、場所によっては目に触れる機会が少なく、チラシの効果が得られないというデメリットも考えられるでしょう。

チラシ配りとチラシ設置代行を徹底比較!

費用

チラシ配りの費用

3.5円/枚~(A4・5,000枚・配布期間1ヶ月・配布エリア名古屋市内)

チラシ設置代行の費用

4,000円/1ポケット(税別・月1回の配送料金を含む・100枚・設置期間4週間・コンビニ)

単価だけで比べると、チラシ配りの方がチラシ設置代行と比べると安価と言えます。ただし、一概に単価だけで比較するのは早計かもしれません。
枚数に関しても「必要な数を必要なだけ」という考えをお持ちであれば、チラシ設置代行を選ぶことも効果的です。

反応率

チラシ配りの反応率は0.01%~0.3%と言われており、幅が広いのは配布する地域や時期、ターゲット、業種や業態によって変動するからです。

チラシ設置代行は、ターゲティングの精度を高められるため、反応率の高さを望む数字に引き上げることも可能です。チラシ設置代行の方が反応率は高いので、費用対効果は高くなる傾向もあるでしょう。

メリット・デメリット

チラシ配りのメリット

直接チラシを手渡せる、潜在的ニーズを誘発…
つまり、店舗への集客(新店舗オープンなど)、商品の認知度アップ(エリア限定販売キャンペーンなど)は向いていると言えます。

チラシ配りのデメリット

配布許可が必要、外部委託の人件費・配布場所の使用料など別途コスト、天候に左右、受け取り率の低さが考えられます。

チラシ設置代行のメリット

配布ムラ軽減、反応率の高さ、ターゲティングにより見込み客への効果的な販促が可能です。
限定的なサービスや商品の周知、特定のターゲットに対してアプローチしたい商材は向いているでしょう。

チラシ設置代行のデメリット

チラシを置くだけの待ちの広告、不特定多数に不向き、単価が高いなどが上げられます。

まとめ

どちらにもメリット・デメリットございます。
どちらが自社・自分たちのサービスや商品に適しているのか見極めることは、貴重な広告費を無駄にしないためにも大切です。

より効果的なチラシの販促の仕方で売上・認知度アップに繋げていかれることを願っています。

もしあなたの商品サービスをチラシで販促してみたいとお考えでしたらご相談ください。最適なプランをご提案させていだきます。以下のお問い合わせフォームもしくはお電話にてお問い合わせください。