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そもそもブランディングとは何か?

「ブランディング」という言葉がありますが、一体どのくらいの人がその定義を正確に把握しているでしょうか。
簡単に言うと、ブランディングとは「あるブランドを有名にすること」です。いわゆるブランドと呼ばれているものも、初めのうちは無名だったわけです。ですが、手間と時間と戦略を駆使することで、それらはやがてブランドと呼ばれるに値するものへと成長していきます。服ならポールスミス、食べ物なら松坂牛。マルボロのタバコやロレックスの腕時計。例を挙げればまだまだ出ますが、これらの商品を「単なる質の良いもの」から、「名前を聞いただけで質がいいとわかるもの」へと昇華させるのがブランディングです。
もちろん、これらは商品としてそれに値する「質」を備えているからブランドとして世に認知されているわけです。Gショックの時計はそう簡単には壊れませんし、ギブソンのギターを使ってみれば、他との違いが判るでしょう。ですが、良いモノであればそれで有名になれるか、と言えばそういうわけではなく、その背景には「その認知を広げるための試み」があるということも忘れてはなりません。
箔がつくべきものに箔をつけていく。それがブランディングだと言っても良いでしょう。

チラシで行うブランディングって?

そんなブランディングの代表的な手段として挙げられるのがチラシでしょう。
簡単に言えば、チラシを配ることで自前の製品やサービスなどの認知を世に広め、購買者や利用者を増やしていく。その過程でブランドとしての地位を固めていくということになります。
もちろん、実際に始めて見れば、事はそう単純なわけではありません。チラシを配ったくらいでは有名にはなりませんし、失敗することもあるでしょう。同じことを何回繰り返しても成果が上がらないことだってありますし、チラシと実際とのギャップがクレームなどに発展し、かえって信用や評価を落としてしまうかもしれません。
ですが、勉強や工夫を重ねて、辛抱強く配布し続けていけば、それがブランディングの成果として結実することもあるというのもまた事実です。大変なことも多いかもしれませんが、この苦労をきちんと重ねていかないと、いくら良い品、良いサービスを提供しても、それがなかなか理解されない、受け入れてもらえないというもったいない場面が頻発してしまうことでしょう。
もちろん、世の中には「有名だけど」「よく聞くけど」というものが多いこともまた事実です。とはいえ、自分が提供したいものにそれなりの自信があるのであれば、チラシで行うブランディングは避けては通れない道だとも言えます。

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チラシブランディングの事例とは?!

そんなチラシブランディングもやり方一つで成功、失敗の結果が大きく変わっていきます。
例えば、ある会社のブランディングでは、最初は新聞折り込みだけでチラシ配布を行っていました。ですが、それではあまり成果が出ず、コンビニなどでの店頭設置によるチラシ配布に切り替えてみたそうです。これは、会社が属する業界では珍しいブランディング手法だったそうですが、以外にもこれが奏功し、会社の知名度や業績は大きく伸びたと言います。
また、ある会社では、自社チラシ配布を店頭配布で行っていたのですが、その当時はチラシの在庫管理などが非常に複雑になってしまい、膨大な負担がかかってしまっていました。しかしながら、そこに「ブランディング補助のための仲介企業」の支援を受けられるようにしたことで、チラシ配布や在庫管理の負担が大幅に軽減、さらに配布の効率性も上がったといいます。このように、ブランディングのプロセスでの工程を簡略化、もしくは負担軽減していくことによって、ブランディングを成功に導くという事例も存在しています。世間にとっての「ノンブランド」を「ブランド」にしていく上で、チラシがいかに重要であるかがわかります。