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チラシのデザインにお悩みの方へ

チラシ広告は作成の仕方次第で、反響が出るものと全く効果の出ないものとに分かれてしまいます。ちょっとしたコツやポイントを意識するだけでも、大きく変わってしまうのです。
せっかくチラシで販促を行うのであれば、反響の出るチラシ広告を作成したいですよね?そこで今回は、より効果的なチラシデザインについてお話ししたいと思います。
チラシを作るというのは、決して簡単なことではありません。しかし、反響があるチラシ広告には一定のルールやポイントなどが存在します。デザインやセンスの良さはもちろん関係はあるのですが、もっと基礎的な部分で共通するポイントがあるのです。
では、次の項で反響が出るチラシ広告について、ポイントに絞ってお話ししていきたいと思います。

ポイントを押さえながらチラシ広告を見よう!

  • ポイント1 デザインは下から積み上げる

    チラシデザインの基本は、下から上に向かって作ることです。チラシ面を三分割し、一番下には店名や住所などの情報を入れます。下から二段目には、伝えたいことや宣伝内容、キャンペーン情報などをまとめます。一番上には、キャッチとなる文言やデザインなどを入れ込みます。手に取った人が思わず目を留めるようなコピーを入れるのがポイントです。このようにして、デザインは下から作っていくと悩まず進めていくことができます。土台のデザインがまとまり、全体の配置バランスがしっかりするので、見やすく伝わりやすいチラシを制作できるのです。

  • ポイント2 キャッチは最も目立つ場所へ

    人の視線は横書きの場合左上から右へと移動し、縦書きの場合には右上から下へと移動します。キャッチは、読み手の心をつかむためのものですので、一番最初に目にする場所に配置するのがベストです。最初に興味を持ってもらうことで、チラシの宣伝や情報にも目を通してみようという気持ちになります。

  • ポイント3 メリハリはしっかりと

    メリハリのないチラシは、何を言いたいのか伝わらないものになりがちです。見出しは見出しらしく、キャッチは目を引くようにメリハリをつけて作成することが大切です。フォントを強くしたり、色味を濃くするなどの変化でも、メリハリをつけることは可能です。また、適度にイラストや写真などを用いることでも、のっぺりとした印象のチラシが、ぐっと変化するのでおすすめです。

  • ポイント4 シェイプの形やサイズはある程度そろえる

    写真や枠組みなどを使用してチラシを作ることが多いかと思いますが、これらの大きさや位置はできるだけそろえて配置したほうが良いでしょう。目立たせるために一部差別化して大きくする場合など、意図的に変化を加える場合は別ですが、シェイプの形やサイズがバラバラだと全体的にまとまりがなく見づらい印象となってしまうため、おすすめはできません。

  • ポイント5 情報は適度にグループ化

    伝えたい情報ごとに、区別を与えてグループ化するのも効果的です。枠線や配色などに変化を与えることで、グループ化をすることもできますが、余白や配置などのレイアウト効果によっても可能です。グループ化をすることは、視覚的にも見やすいだけではなく、情報整理をしながら読むことができるため、的確に情報が伝わるというメリットもあります。

  • ポイント6 書体やフォントは読みやすさ重視で

    デザイン性を求めるあまり、かっこいいフォントにこだわってしまうパターンがありますが、読みにくいフォントを使用してしまっていては本末転倒です。チラシは情報を伝えるのが目的ですので、まずは読みやすさを重視することです。また、フォントの種類やテイストもできるだけそろえて使用するようにしましょう。サイズやフォントがあまりにもバラバラだと、間延びしたり見づらくなってしまいますので要注意です。

  • ポイント7 適度に余白をとる

    チラシの四隅などの余白はもちろん、伝える情報や写真などにも適度な余白があると、チラシがぐっと見やすくブラッシュアップされます。周囲の余白はもちろん、情報と情報の感覚の余白など、適度に隙間を与えることで、デザインとしてもまとまりが出るようになります。

  • ポイント8 文字は左揃えにする

    当たり前のことのように感じられるかもしれませんが、横書きチラシの場合文字は基本左揃えにするようにするのがポイントになります。つい、デザインっぽく仕上げようと、文字をセンタリング(中央揃え)してしまいがちですが、これはNG。逆に見づらく素人っぽいデザインとなってしまいます。

  • ポイント9 ターゲットに合わせた配色で共感を得る

    全体の色味や配色に気を使うのも大切なポイントです。ターゲット層に合わせた配色を使う事で、共感を得られやすくなります。たとえば、弁護士や税務関係など士業などに関するチラシであれば、誠実な印象を与える青や、注意喚起を促す赤など、女性向けであれば明るい色味やパステル調なども良いでしょう。そのほか、フィットネスや健康食品、整体などイメージに近いターゲットから—などもありますので、意識して使用するとよいですね。

  • ポイント10 顧客にメリットが伝わるポイントがある

    チラシデザインで忘れてはいけないのが、顧客が足を運ぶ理由となるポイントを入れ込むということです。たとえば、期間限定のお得情報やキャンペーン情報などがそれにあたります。チラシを手にした人は、そのサービスや商品を知るだけではなかなか行動に出ません。「今行きたい!」と思わせるようなポイントを入れ込んで、すぐに行動することへのメリットを伝えることも大切なのです。

さて、ざっくりと10つのポイントについてまとめてみました。「チラシデザイン」と聞くと、プロフェッショナルな印象を受けがちですが、こうしてみると案外できそうな気がしてはきませんか?チラシ作成では、受け取り手への配慮やほんのちょっとの気遣いが大切です。相手不在の広告は伝わらないだけではなく、読み手に不快感を与えてしまう場合もあります。反響のあるチラシには、こうしたポイントも大切ですが、何よりもチラシを手にした人がどう感じるかを考えて制作することが大切なのではないでしょうか?