商品のキャンペーンやセールの告知などお得な情報を周知し、多くの人に興味を持ってもらう際に適しているのがチラシです。
ニーズの高い広告として、あらゆるクライアントが活用しています。
そんなチラシにまず期待するのが「反響」ではないでしょうか。
または直接的に反響へ繋がらなくても、認知度を高めるという目的があると思います。

しかし、一口にチラシと言っても、販促の仕方にはいろいろな方法があります。
今回は、たくさんの人の目に触れる「新聞折り込み」、見込み客が集まる場所へチラシを置く「チラシ設置代行」、このふたつにフォーカスし、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

アピタピアゴ

(チラシ設置代行)

①販促の基本!プッシュ型とプル型とは?

チラシの販促には、プッシュ型とプル型というものがあります。
それぞれを紹介すると、

プッシュ型

不特定多数の方の目に触れ、認知してもらうコンセプトのものです。
広告主側が“主体的に情報や意思を伝える”広告スタイルのことを指します。
ターゲットの意思・目的に関係なく、認知を広げていく手法から「攻めの広告」と呼ばれています。
代表例としては、新聞の折り込み広告が挙げられます。

プル型

ターゲットを分類し、特定の層のお客様へアプローチすることにより、効果的な集客を狙うものです。
広告主側が主体的に“情報の入手を必要するターゲットに伝える”広告スタイルのことを指します。
ターゲットのアクション次第で動きを変える必要があるので、「待ちの広告」と呼ばれています。
代表例としては、チラシの設置代行が挙げられます。

 

チラシ自体は、プッシュ型でもプル型でもうまく活用できます。
そのためチラシは、あらゆるニーズに応えられるプロモーション手法と言えるでしょう。
あらゆるお客様の意図や商品に対応できるのが、チラシのメリットのひとつです。

②新聞折り込みのメリット・デメリット

新聞折り込みとチラシ設置代行ってどっちがいいの?

新聞折り込みのメリット

多くの目に触れることができるのが、新聞折り込みの最大のメリットと言えるでしょう。
また、地域や予算を設定し、見込み客へと配布できる点にもあります。
その地域ごとの特性を見ながら販促を行うことができるのです。

例えば、名古屋市中区・10,000部を配布する場合は、
単価4.5円×10,000部=45,000円程度が相場となります。

単価としては比較的安いと言えます。

新聞折り込みの場合、販促を行う曜日を定めて配布できるので、特売チラシならば特売日の前日や当日に行い、即効性を高めることが可能です。

 

また、新聞折り込みは大多数に一斉にアプローチするプッシュ型の販促スタイルと言われています。

ターゲットを絞らずに多くの人に認知度を高める目的としても、使用されます。

 

新聞折り込みのメリットのまとめ

①大量に配ることができる

②地域を絞ることができる

③単価が安い

④プッシュ型で大多数に認知度アップ

 

 

新聞折り込みのデメリット

最大のデメリットは、細かなターゲティングができないという点です。
基本的には大多数に向けて、ユーザーの層に関係なく配ることになるので、興味のない人がチラシを受け取る機会も必然的に多くなります。
新聞を購読していない層に対しては、まったくアピールできないという点もデメリットとなります。

また、反応率がそれほど高くないこともデメリットとして挙げられます。
10,000枚を配布して1~30人から反応を得られたらまずまずと言われており、反応率は0.01%~0.3%が基本となってきます。

 

そして、ユーザーとの接触期間が短いという点も挙げられます。
折り込みが入る一度きりの接触となるので、認知度向上の効果は比較的弱いと言えます。

 

新聞折り込みのデメリットまとめ

①ターゲットを絞れない

②反応率が高くない(0.01%〜0.3%)

③ユーザーへの接触期間が短い

 

③チラシ設置代行のメリット・デメリット

チラシの設置代行のメリット

見込み客が集まる場所を狙い、チラシの販促を行うことが可能です。
ターゲティングがしっかりとできるので、興味のある人に対して興味のある情報を伝えられます。
よって、効果的に反響を高めることができ、反応率はチラシ販促の方法の中でも随一と言われます。

プル型と言われるチラシ設置のような販促スタイルは反応率の良さが最大の特徴で、

費用対効果にも優れていると言えるでしょう。

また、新聞折込とは違い、一度きりの接触に終わらず、チラシが設置されている期間、長期的に目に触れることにもなるので、認知度アップにも繋がります。

 

 

チラシ設置代行のメリットまとめ

①ターゲットを絞ることができる

②反応率は随一!!

③長期的にユーザーの目に触れて認知度アップ

チラシの設置代行のデメリット

ただ、新聞折り込みチラシや配布する販促に比べると、多少、単価は高くなってしまいます。

仮にコンビニへ設置する場合、
1ポケット・4,000円(税別・月1回の配送料金を含む。設置期間4週間)となります。
(一般的なラックには、チラシが100枚程度入る)

「単価」という点だけに関して言えば、チラシ販促方法の中でも高い部類に入ります。
ただし費用対効果は、反応率が高いので、高くなる傾向にあります。

また、設置できる枚数が限られるというデメリットも挙げられらます。
しかし、大多数に巻くという性格の方法でもないため、案外ラックに入るだけで十分なケースが多いようです。
もし、足りない場合は次からレンタルするラックの数を増やせばいいだけです。

 

チラシ設置代行のデメリットまとめ

①単価が高い

②設置できる枚数が限られる

 

 

④2つを徹底比較

昔から新聞折り込みチラシは、低コストでターゲットに届けられる手法として認知されていますので、費用だけで考えれば、新聞折り込みの方がコストを抑えられるでしょう。
ただし、チラシ設置代行も知名度の高いコンビニへ、ひと月4,000円前後から設置ができる、ということを考えれば「費用対効果は十分」と捉えることもできます。

反応率では、設置代行に軍配が上がるでしょう。
効果的なターゲティングが可能になるため、見込み客への販促が促進されます。
不特定多数に周知する新聞折り込みチラシと比べて、ターゲティングされた層へ興味のある内容のチラシを用いる設置代行は、効果的な反応を獲得できると言えます。

認知度を高められるという点では、どちらにも効果が見込めます。
信用性の高い新聞へ折り込まれている点(新聞折り込み)、設置場所へ長期的に目に触れられる点(設置代行)と、どちらにも優れた点が挙げられます。

 

新聞折り込みとチラシ設置の比較ポイント

①費用の差

②反応率の差

③認知効果の差

 

上記の観点から「新聞折り込み」と「チラシ設置」の比較ポイントごとの差を表にまとめました。
比較検討の参考にしてください。

 

新聞折り込み チラシ設置
単価 安い 比較的高い
反応率 低い(0.01%~0.3%程度) かなり高い
販促スタイル プッシュ型 プル型
ターゲティング 地域でできる 客層などピンポイントで可能
認知効果 1度きりだが、大多数に認知度UP ターゲットに長期的に認知度UP

 

 

 

 

⑤まとめ

どちらにする?の画像
今回はふたつのチラシ、新聞折り込みチラシと設置代行、それぞれの販促の仕方について紹介をしてきましたが、「結果的にどちらが優れている」、「こちらの方が良い」と言いたいのではなく、違いを知ることにより、それぞれを効果的に活用するべきだとお伝えしたいです。

それぞれのメリット・デメリットを見極めて、ケースバイケースで使い分けるのも良いと思います
扱う商品、サービスによっての変えるのも良いでしょう。

どちらかに固執せず、どちらも活用して、それぞれを販促手段のひとつとして併用していくことも良いかもしれません。
より効果的なチラシの活用、販促の仕方で売上アップ・認知度アップなどに繋げていかれることを願っています。